この記事では、自分を売るビジネスを構築する上で重要なポジショニングについて、具体的なノウハウを公開させていただきます。
あなたがポジショニングを構築するヒントになると思いますので、ぜひ最後までお読みいただけますと嬉しいです。
このページの内容は以下の通りです。
Contents
ビジネスを構築する上で、忘れてはいけない大切なこと
セルフブランドビジネスを構築する上で、忘れてはいけない大切なことがあります。それは、市場にはあなたの他にも、たくさんのライバルもいるということです。
と言うことは、せっかく魅力的なコンセプトを作れても、ライバルも同じようなコンセプトだとしたら、ライバルと競争しなければならなくなります。
そうすると、特に、これからゼロからスタートするという方にとっては、先行しているライバルのほうが実績もあって魅力的に映りますから、どうしても選ばれにくくなります。
そこで、大切なのが、次にお伝えするポジショニングという考え方です。
競合だらけでも飛び抜けられる“ポジショニング”とは何か?
ポジショニングとは、お客の頭の中でどこに位置付けるのか?その場所のことです。言い換えると、お客の頭の中で、自分や自分のプログラムについて独自のポジションを築いて貰うことです。
これは、絵で捉えると分かりやすくなりますので、まずはこちらの絵をご覧下さい。
今、お客は、日々、本当に多くの情報にさらされていますよね。その中で、ライバルの出しているメッセージ(実線)がお客の頭の中を刺激している状態だとしますよね。
このような中で、あなたは同じ角度から刺激を与えるのではなくて、違う角度からメッセージを作るということです。
そうすると、お客の頭の中の違う場所を占めることができますので、覚えて貰いやすくなります。こうすることで、ライバルと戦わないで済むコンセプトを作り出すことができます。
よく知られているポジショニングの事例

例えば、牛丼業界のすき家は、ポジショニングの好事例と言えるでしょう。
牛丼と言えば、吉野家というイメージの方も多いかも知れませんが、吉野家のターゲットは男性客で、働くビジネスマンが一人で入るというイメージの牛丼屋です。
それに対して、すき家は、ターゲットをファミリーや女性客にして、メニューも非常に豊富にそろえています。
つまり、最初からポジショニングが違った訳です。そのため、すき家は後発にも関わらず大きく成長し、2020年の年間売上は吉野家の約2倍になっています。
また、健康ドリンク市場のレッドブルもポジショニングの好事例です。
健康ドリンク市場では、これまでのドリンクは、リポビタンDやゼナなど、どちらかと言うと、「疲労回復」というメッセージのドリンクばかりでした。
そんな中、レッドブルは、「レッドブル、翼を授ける」というキャッチコピーと共に、シンプルでスタイリッシュなデザインと共に、「飲むと力を発揮する」というベネフィットで売り出しました。
その結果、独自のポジションを築き上げ、年間50億本を超える売上を記録しています。
このように、ポジショニングは、ライバルだらけの状態の中でも、売れるコンセプトを作り出せる優れた手法です。
そして、特にセルフブランドビジネスにおいては、成否の8割がポジショニングで決まると言っても過言ではないでしょう。
ポジショニングで見つけたい領域
ポジショニングで見つけていきたいのは、自分が提供できて、顧客が望んでいて、時代に合っていて、競合が提供していないというポジションです。
つまり、次の図の破線の場所になります。
この場所を上手く見つけて、そこに旗を立てることができれば、あなた独自のポジショニングが出来上がります。
つまり、ポジショニングとは、自分と向き合い、顧客を理解して、時代性(トレンド)を加味した上で、競合を分析し、ポジションの候補を見つけていくという作業なのです。
なお、この時に、今のあなたができることだけにとらわれ過ぎると、ポジションが見つからなくなることがあります。
セルフブランドビジネスの場合は、足りない部分は、学ぶことで補っていくことができますので、自分と向き合う上では、自分が本当にやりたいこと(=情熱を持てることで、リソースのあることで、価値観の合うこと)は何か?ということに焦点を当てていくことがポイントです。
独自ポジションを発見するために、ポジショニングについての理解を深めよう
いかがだったでしょうか?あなたが最高に輝ける独自のポジションを構築するためには、まずは、ポジショニングについての理解を深めることが大切です。
あなたがポジショニングについて正しく理解して、その上で、自分と真剣に向き合うなら、きっと、あなたが最高に輝ける場所のヒントが見えてくるはずです。
この記事が、あなたの独自ポジションを見つける上で少しでもお役に立てば幸いです。