この記事では、なぜ、セルフブランディングが痛いと感じることが多いのか?その原因について考察していきます。
あなたがセルフブランディングをする上でのヒントになると思いますので、ぜひ最後までお読みいただけますと嬉しいです。
このページの内容は以下の通りです。
Contents
セルフブランディングを「痛い」と感じている人は意外と多い
Googleでセルフブランディングと検索すると、Googleのサジェストの中に「セルフブランディング 痛い」が出てきます。

Googleのサジェストの中に「セルフブランディング 痛い」が出てくるということは、要するに、「セルフブランディング 痛い」で検索している人がそれだけ多いということ。
つまり、それだけ、セルフブランディングを痛いと感じている人が多いのです。
では、なぜ、セルフブランディングは痛いと感じられてしまうことが多いのでしょうか?
どんな時に、セルフブランディングが痛く見えるのか?
実は、セルフブランディングが痛く見える時は、主に、その人らしくないことをしている時です。
例えば、本当はたいしてお金に興味が無さそうなのに成金みたいなイメージを打ち出していたり、不自然なほど着飾っていたり、似つかわしくないようなことを言っていたり…
なんか、傍から見ていて、明らかに不自然な時に、痛々しく見えたりします。なぜ、痛々しく見えるのかということなのですが、実は本当に痛いからなのです。
痛いというのは、実は感情である
実は、最近では、「(物理的な損傷を伴わない)痛みは、感覚・感情・認知面を伴った苦悩体験である」(Williams & Craig, 2016)ということが分かってきています。
つまり、痛みとは、身体に残った感情や思考のことなのです。
ですから、セルフブランディングを痛々しく見える時は、本当に本人は痛みがある訳です。言い換えると、そこには心の傷があるということに他ならないのです。
参考:心理学ワールド 84号 こころとからだ 痛みの心理学(公益社団法人日本心理学会)
痛々しいセルフブランディングに隠された心の傷

実は、セルフブランディングが痛く見える時には、心理療法的な言い方をすれば、“偽りの自分(ペルソナ)”を広めようとしている時です。
つまり、本当の自分では無くて、心の傷を隠すために作った“偽りの自分”のほうを、広げようとしてしまっている訳です。
そして、実は本人自身も、自分自身が“偽りの自分”で生きていることに気づいていないケースも多いのです。
もちろん、私たちは、誰しも、多かれ少なかれ、社会で上手く生きていくために、“偽りの自分”の仮面をつける時がある訳ですが、心の傷が深いと、そっちを自分だと思い込んでしまうケースがあるのです。
“偽りの自分”(ペルソナ)の仮面の下に隠されたモノは?
では、“偽りの自分”の下には何が隠されているのでしょうか?それは、主に、「恥ずかしい」(「悲しい」+「腹が立つ」+「嫌だ」)という感覚である場合が多いです。
何が起きているのか?というと、人生のどこかの時点で、凄く悲しいことや腹が立つこと、嫌なことがあり、その時に、本当の自分を見せることは恥ずかしいと学んでしまった訳です。
そのため、“偽りの自分”を作り出しました。そして、それを自分にも他人にも、これが自分だとPRしてきた訳です。
そして、それを何年も何十年も続けてきた結果、本当の自分が見えなくなっているのです。
本当にその生き方がやりたいことなのか、自分と向き合ってみよう
もしあなたが、この話に思い当たるフシがあるなら、まずは、そういう傾向があることを認めることが大切です。
そして、自分としっかりと向き合って、
・自分が本当にやりたいことは何か?
・自分はどう生きたいのか?
・自分は誰として生きたいのか?
といったことを、ゆっくりと探し始めてみましょう。
そうすれば、本当の自分はどのような人物なのか?について、何かのヒントを得られるのではないかと思います。
そして、ゆっくりとキズも癒していけばいいのかなと思います。
セルフブランディングが痛い感じになる時は、“偽りの自分”を疑おう
セルフブランディングが痛い感じになる時は、“偽りの自分”のほうを前に押し出していないかどうかをチェックしましょう。
セルフブランディングとは、“偽りの自分”を拡大する行為ではありません。
本当の自分はどのような人物なのかをしっかりと向き合った上で、その自分を広げていくようにして下さいね。